塩竈フォトフェスティバル

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写真賞 全体講評

大変遅くなってしまいました。
写真賞の全体講評です。

三次審査の公開ポートフォリオレヴューには、天野裕氏さん、小浪次郎さん、竹之内祐幸さん、中矢昌行さん、平賀勝さん、森田ふえこさんの6名が選ばれた。その後、9名のレヴューワーで行われた最終審査では、予定を20分も超えて議論が繰り広げられた。2回目の写真賞は、今後の塩竈フォトフェスティバル写真賞の方向性を決める上できわめて重要な意味を持つ。この写真賞の個性とは何か、何を評価する賞なのかという点も含めて、さまざまな意見が交錯した。


天野裕氏さんは昨年に引き続き2回目の応募であり、1回目の応募作品からさらに点数を絞り、再編集したことで、研ぎ澄まされたポートフォリオとなり、見る者へ訴えかける力がさらに強まった。しかし、作品自体は昨年のものであったことから、新作を優先すべきではないかという議論も出た。


小浪次郎さんの「父を見る」は、遠方の島に住む作者の父親を被写体としたドキュメンタリー。完成度の高さ、そして、父親に向ける視線や距離感が特に評価された。一方で、被写体が放つ強い個性と魅力を、この作者ならではの表現として昇華できているかどうか疑問を投げかける意見も上がった。


竹之内祐幸さんの作品の被写体は、友人や身の回りの事物といった日常から収集されており、既視感があるという意見も出たが、それ以上に、竹之内さんの感性や1枚の画としての魅力、さらに、生や未来ヘのポジティヴな感覚がカラっとした心地よさとして作品に表出している点が評価につながった。



中矢昌行さんの「そこにいる猫」は、路上で見かけるさまざまな猫を撮影しているのだが、猫そのものの可愛さや面白さだけにフォーカスした作品ではなく、街を読み解くキーワードとして猫を巧く機能させている点が評価された。



平賀勝さんは、多重露光で制作した「トリッパー」で応募。幻想的なイメージと、多重露光というすでに多くの先達が手がけている手法ながら、そこに果敢に独自性を生み出そうとする姿勢が評価された。



森田ふえこさんは、ドイツで撮影したモノクロ写真を、縦写真と横写真をそれぞれ分けた2冊のポートフォリオを発表。たまたまカメラが壊れたという偶然から生まれた作品は、アレ・ボケだらけの不思議な魅力を宿している。構図や被写体などを見ていると、これは偶然のみから生まれたのではなく、そもそも森田さんの感性からである点が評価された。一方で、全体のまとまりや縦と横の写真を分けた意味、写真表現としての必然性の欠如も指摘された。



最終的に、大賞は天野さん、竹之内さん、中矢さんの3人に絞られ、天野裕氏さんに決定した。新作でなくても、明らかに表現の形として質が上がったこと、作品としての訴求力の圧倒的な強さ、天野さんならではの表現である点が評価された。



二次審査を通過しなかったが、印象に残る作品として富永泰弘さんの「She has Gone」が選ばれた。あるカップルの別れの場面を、センチメンタルに押し流されることなく撮影した。







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| | 2010/11/21 21:47 | | ≫ EDIT

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| | 2012/10/15 00:59 | | ≫ EDIT















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